NAGASAKA MAGO
長坂 真護
MAGO CREATION株式会社 代表取締役美術家
MAGO Art & Study Institute Founder
1984年生まれ。2017年6月、ガーナのスラム街・アグボグブロシーを訪れ、先進国が捨てた電子機器を燃やすことで生計を立てる人々と出会う。以降、廃棄物で作品を制作し、その売上から生まれた資金でこれまでに1,000個以上のガスマスクをガーナに届け、スラム街初の私立学校を設立。2019年8月アグボグブロシー5回目の訪問時には53日間滞在し、スラム街初の文化施設を設立した。この軌跡をエミー賞授賞監督カーン・コンウィザーが追い、ドキュメンタリー映画“Still A Black Star”を製作。2021年アメリカのNEWPORT BEACH FILM FESTIVALで「観客賞部門 最優秀環境映画賞」を受賞。現在、公開へ向けて準備中。経済・文化・環境(社会貢献)の3軸が好循環する新しい資本主義の仕組み「サステナブル・キャピタリズム」を提唱し、抜本的な問題解決に向け、現地にリサイクル工場建設を進めるほか、環境を汚染しない農業やEVなどの事業を展開し、スラム街をサステナブルタウンへ変貌させるため、日々精力的に活動を続けている。

2016年
アグボグブロシーとの出会い
見渡す限りのゴミ山で、両手いっぱいにゴミを抱える1人の子どもの報道写真を偶然見かける。これをきっかけに、世界最大級の電子廃棄物の墓場、ガーナのスラム街「アグボグブロシー」を知る。

2017年
単独、ガーナへ
実際にアグボグブロシーに赴く。日本を含む先進国が捨てた電子機器を燃やし、有毒ガスを吸いながら、1日わずか500円で生きるスラム街の若者たちの存在を知り、衝撃を受ける。この不条理な現実をアートで変えることを決意。

2018年
売れたアートのお金を現地へ、CSVの構築
帰国後、スラム街の人々をモチーフに描いた作品が1,500万円で売れる。これを機に、これまで1,000個のガスマスクを届け、さらに現地に完全無料の私立学校を建設する。

2019年
スラム街初めての文化施設を設立
現地で新たな経済、社会を創出するため、スラム街初の文化施設「MAGO E-Waste Museum」を設立。この美術館設立までの2ヶ月半を、ハリウッドエミー賞受賞監督カーン率いる映画クルーと共に過ごし、ドキュメンタリー映画の撮影を行う。

2020年
クラウドファンディング歴代1位達成!
自身の活動を伝えるドキュメンタリー映画“Still A Black Star”の製作費をクラウドファンディングで募り、3,000万円を超える資金を集める。CAMPFIRE映画部門歴代1位を獲得。

2030年
スラム街にリサイクル工場の建設を目指す
目標は2030年までに100億円以上集め、現地に最先端のリサイクル工場を建設すること。世界最悪のスラム街を、サステナブルタウンへと変貌させる。
